エブリ・ブリリアント・シング公式サイト|東京芸術劇場

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キャスト&スタッフ


CAST


COMMENT
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今回のお話を頂き、台本を拝読して、すぐに「やらせてください!」とお答えしました。初めての一人芝居、ユニークな上演形態など、経験のないことへの好奇心が湧きました。しかし何よりも、この作品が持っている力に心を動かされたのです。

ただこの作品は、自分自身の人間性をさらけ出し、人としての度量も試されるので、毎公演、覚悟を決めなければならない。冷静に考えたらこわさもあります。普段やっている演技とは少し違いますが、だからこそ、日々の変化を楽しみ、濃密な時間をお客様と共有できたらと思っております。

ここで本番中にどんなことを行うか少し説明させて頂きます。
登場人物は僕一人だけ。観客の皆さんには、僕を取り囲む形で座っていただき、僕はその舞台の真ん中で、ある男性の物語を語っていきます。折角、取り囲んでお話を聞いてもらうので、お客様にも物語に参加してもらうことになります。「えっ、観客参加型なの」と一瞬たじろいだ方、安心して下さい。物語を語るお手伝いをお願いするだけです。僕が語る「ある男性の物語」を聴いて、一緒に物語を紡いでくだされば、 きっと「明日も元気に生きて行こう」と前向きな気持ちになれるはずです。「ブリリアントなこと」「ステキなこと」を探す旅にご一緒しましょう!

  • → Ryuta Sato PROFILE
1980年生まれ。東京都出身。大学在学中だった99年に宮本亜門演出のミュージカル『BOYS TIME』(PARCO劇場)で舞台デビューして注目されると、テレビドラマ「池袋ウエストゲートパーク」、「木更津キャッツアイ」、「プライド」、「海猿 UMIZARU EVOLUTION」などの話題作、注目作に次々と出演し、初の連続ドラマ主演作となった「ROOKIES」の熱血教師役で一気にブレイク。若手トップ俳優の地位を確立する。 また、テレビ・映画などでの活躍と並行して舞台出演も続け、Team申 第1回公演『時には父のない子のように』(05)、初の主演舞台となった『ビロクシー・ブルース』(09)、『ダブリンの鐘つきカビ人間』(15)、『足跡姫〜時代錯誤冬幽霊〜』(17)、『いまを生きる』(18)などに出演して、舞台俳優としての活躍も続けている。NHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演中。
STAFF
ダンカン・マクミラン
ダンカン・マクミランは、かつてペインズ・プラウとマンチェスター・ロイヤル・エクスチェンジの座付き作家だった。彼は2006年初開催のブラントウッド脚本コンテストで2つの賞を受賞。その他にも、2008年ピアソン賞、2009年オールド・ビックのビッグ・アンビション賞、「Lungs」では2013年オフ・ウェストエンド・アワードのベスト・ニュー・プレイ賞などを受賞している。演出家のケイティー・ミッチェルとの作品は、テアタートレッフェン(ベルリン演劇祭)やアヴィニョン演劇祭に選ばれている。 
【主な著作物】ロバート・イッケと共同で翻案・演出を行い絶賛されたジョージ・オーウェル「1984年」(ヘッドロング/ノッティンガム・プレイハウス、全英ツアー、アルメイダ劇場、ウエストエンド)、「Every Brilliant Thing」(ぺインズ・プラウ/ペンタバス)、クリス・ラプリーとの共同著作「2071」(ロイヤル・コート/ハンブルグ・シャウスピールハウス)、フリーデリーケ・マイレッカーのケイティー・ミッチェル、リンゼイ・ターナーとの共同創作「Reise Durch Die Nacht」翻案(シャウスピールハウス・ケルン、テアタートレッフェン(ベルリン演劇祭)、アヴィニョン演劇祭)、ペーター・ハントケ「Wunschloses Unglück」翻案(ウィーン・ブルク劇場)、「The Forbidden Zone」(ザルツブルク音楽祭/ベルリン・シャウビューネ)、「Lungs」(スタジオ・シアター・ワシントンDC/ぺインズ・プラウ、シエフィールド劇場)、「Atmen」(ベルリン・シャウビューネ)、エデン・ボン・ホルヴァート「Don Juan Comes Back from the War」翻案(フィンバラ劇場)、「Monster」(ロイヤル・エクスチェンジ/マンチェスター・インタナショナル・フェスティバル)


ジョニー・ドナヒュー
ジョニー・ドナヒューは俳優、コメディアン、作家であり、コメディーバンドJonny & the Baptistsのフロントマンとして広く知られている。コメディアンとして、全英、アイルランド、ヨーロッパでツアー公演を行った。また彼は、ニュー・アクト・オブ・ザ・イヤー(New Act of the Year)、ミュージカル・コメディー・アワード(Musical Comedy Awards)、BBCニュー・タレント(BBC New Talent)のファイナリストとなっている。
Jonny & the Baptistsとして、ジョニー・ドナヒューはマーク・トーマスの「100 Acts of Minor Dissent」の一環で、ナショナル・シアターの(全英ツアーでも)作家兼パフォーマーを担当。このために書かれた曲の1つがその後レコーディングされ、全英でシングル曲として発売。この公演は完売し、iTunes全英コメディーチャートで1位になっている。
また、ダンカン・マクミランと共著し、自ら出演した「Every Brilliant Thing」の中の役で、ニューヨークでルシル・ローテル賞(Lucille Lortel Award)とドラマ・デスク・アワード(Drama Desk Award)にノミネートされている。

COMMENT

tani
この本は、演劇とショーの中間にあるような、魔法のような作品です。演劇かしらと思って観に行くと、キャストがラフに観客に話しかけてきて、なるほどこれはトークショーなのだなと思って油断して観ていると、いつの間にか主人公の濃厚なドラマに引き込まれていて「これはドラマだ! 演劇だ!」と思わされる。アドリブのようにしか見えない箇所が何箇所もあるのに、すべての台詞と行動は戯曲中で指示されている。舞台と観客の関係、フィクションとノンフィクションの境界を揺さぶってくる野心作なのです。日本国内でこれに似た演劇が行われた試しはなく、上演されればまさに本邦初、日本の演劇界にとっても衝撃となるでしょう。

昨今、日本においても世界においても、演劇やその他の芸術において「観客の参加」が大きなテーマになっています。日本では映画の発声可能上映や応援上映の人気、ハロウィン・イベントへの参加やコスプレイベントの隆盛などにとどまっていますが、欧米では「イマージブ・シアター」すなわち「没入する演劇」として観客がフロアを移動したり俳優と会話したりする演劇が人気を博しています。この作品もその一種ですが、この戯曲の優れているところはハプニングやアドリブに見えるイベントのすべてが戯曲段階で計算され尽くしているという点にあります。これによりどんなハプニングが起きても物語の強さは損なわれず、おかしな客いじりで空気が乱されることもなく、アドリブに見えるのにシナリオ通りという不思議な雰囲気が醸し出されるのです。

  • → Kenichi Tani PROFILE
作家・演出家・翻訳家。1982年、福島県出身、劇団DULL-COLORED POP主宰。 明治大学演劇学専攻、ならびにイギリス・University of Kent at Canterbury, Theatre and Drama Study にて演劇学を学んだ後、劇団を旗揚げ。ポップでロックで文学的な創作スタイルで、脚本・演出ともに幅広く評価を受けている。 2013年には『最後の精神分析』の翻訳・演出を手掛け、第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、文化庁芸術祭優秀賞を受賞。近年では海外演出家とのコラボレーション作品も多く手がけ、シルヴィウ・プルカレーテ演出『リチャード三世』、フィリップ・ドゥクフレ演出『わたしは真悟』、シディ・ラルビ・シェルカウイ演出『PLUTO』、アンドリュー・ゴールドバーグ演出『マクベス』、デヴィッド・ルヴォー演出『ETERNAL CHIKAMATSU』などに、それぞれ脚本や演出補などで参加している。 近年の代表的な演出作に、『福島三部作・一挙上演』(作・演出)、『三文オペラ』(上演台本・演出)、『デジモンアドベンチャーtri. ~8月1日の冒険~』(上演台本・演出)、『白蟻の巣』(演出)、『テレーズとローラン』(作・演出)、『TUSK TUSK』(演出)、『死と乙女』(演出)、『ストレンジ・フルーツ』(演出)、『モリー・スウィーニー』(翻訳・演出)、『ハイ・ライフ』(演出)がある。

【美術】松岡泉
【照明】松本大介
【音響】清水麻理子
【舞台監督】林和宏
【委託プロデューサー】穂坂知恵子
【企画】東京芸術劇場
【制作】りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館

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